日本でも人気の高いハリウッドスター、キアヌ・リーブス。
彼の代表作といえば、『スピード』、『マトリックス』、『ジョン・ウィック』といったアクション映画ですが、意外にもコメディ作品やラブストーリーにも多く出演しています。
そんなキアヌ・リーブスの主な作品を振り返っていきたいと思います。
- スピード (1994)
- マトリックス (1999)
- マトリックス リローデッド(2003)
- マトリックス レボリューションズ (2003)
- マトリックス リビジテッド(2001)
- アニマトリックス (2003)
- ハートブルー (1991)
- 恋愛適齢期 (2003)
- 旅立ちの季節/プリンス・オブ・ペンシルバニア(1988)
- 陽だまりのグラウンド (2001)
- 雲の中で散歩 (1995)
- リプレイスメント (2000)
- イルマーレ (2006)
- ジョン・ウィック (2014)
- ジョン・ウィック:チャプター2
- ジョン・ウィック : パラベラム (2019)
- ビルとテッドの大冒険 (1989)
- ビルとテッドの地獄旅行 (1991)
- コンスタンティン (2005)
- マイ・プライベート・アイダホ (1991)
- フィーリング・ミネソタ (1996)
- ディアボロス/悪魔の扉 (1997)
- リトル・ブッダ (1993)
- スウィート・ノベンバー (2001)
- ドラキュラ (1992)
- 死にたいほどの夜 (1997)
- フェイク シティ ある男のルール(2008)
- 砂上の法廷 (2016)
- レプリカズ (2018)
- サンセット・ストリップ〜ロックンロールの生誕地〜(2013制作、2016公開)
- ギフト (2000)
- スキャナー・ダークリー (2006)
- チェーン・リアクション (1996)
- リバース・エッジ (1986)
- おとなの恋は、まわり道 (2018)
- 47RONIN (2013)
- フェイク・クライム (2011)
- キアヌ・リーブス リローデッド・フォー・サクセス (2003)
- ネオン・デーモン (2016)
- ノック・ノック (2015)
- JM (1995)
- ザ・ウォッチャー (2000)
- エクスポーズ 暗闇の迷宮 (2016)
- ブルー・ダイヤモンド (2018)
- 地球が静止する日 (2008)
- ミッドナイトをぶっとばせ!(1988)
- ラジオタウンで恋をして (1990)
- ザ・ブラザーフッド (1986)
- ドリーム・トゥ・ビリーヴ (1986)
- なぜキアヌリーブズは人気があるのか?
スピード (1994)
キアヌ・リーブスの出世作ともいえる『スピード』。
彼は本作で、国際的スターになり既に多数の映画への出演が決まっていたため、続編の出演オファーを断りました。
SWAT(アメリカ警察の特殊部隊)と爆弾魔の攻防を描いたアクションが見どころです。
エレベーターからバス、地下鉄へと舞台を変え、ノンストップでストーリーが進行していくので、終始ドキドキハラハラで画面から目が離せません。
特に、時速約80キロ以下の速度になるとバスが爆発するという設定は、手に汗握りながら観入ってしまいます。
物語の設定も分かりやすく、とにかく目で見て楽しめる作品なので、大人から子供まで全ての人におすすめの1本です。
マトリックス (1999)
言わずもがな、彼の代表作『マトリックス』。
ワイヤーアクションやバレットタイムなど、従来のCG映画の常識をやぶる映像表現がこの映画の最大の見どころと言っても過言ではありません。
プログラマーとして働くアンダーソン(キアヌ・リーブス)。
彼には、天才ハッカー「ネオ」という別の顔がありました。
ある日、ネオは、「自分が生きている世界は創りものであり、現実のもう1つの世界があるのではないか」という疑問を持つところから、物語は広がりをみせていきます。
設定が複雑で混乱してしまいそうなストーリーなのですが、ざっくり言うと、コンピュータの創り出した仮想空間による支配から脱するという、AI vs 人類の物語です。
当時の最新のCG技術を駆使した映像とアクション、そして「仮想空間 マトリックス」という斬新な世界観は、20年経った今観返しても全く色褪せていません。
公開当時に夢中になった人にも是非また視聴していただきたいです。当時とは違った視点から楽しめるはずです。
マトリックス リローデッド(2003)
『マトリックス』シリーズの第2弾。
「マトリックス」の世界から人類を解放しようとする集団が暮らす都市ザイオン。
そのザイオンの位置がコンピュータにバレてしまいます。
ザイオンを守るため「救世主」であるネオは、仮想空間の警察組織的存在である「エージェント」やコンピュータと戦います。
第3弾への橋渡し的役割を担うのが、『マトリックス リローデッド』です。
前作よりも、アクションシーンが進化しています。
ネオと数十人ものスミス(元エージェント)の格闘シーンは、映像がとにかく美しく、芸術作品を観ているような気分でした。
マトリックス レボリューションズ (2003)
『マトリックス』シリーズの第3弾。
機械軍は、現実世界の都市ザイオンに到達し、街をそいます。
キアヌ・リーブス扮するネオは、ザイオンを守るために、敵の中枢であるマシーン・シティに乗り込みます。
そして、ネオとスミスの最終決戦が始まる、というストーリーです。
本作では、仮想空間のシーンは少なく、現実世界の戦争シーンが多い印象を受けました。「マトリックス」世界での物語が好きな私には、機械軍とザイオンの戦いは『スター・ウォーズ』にしか見えず、少し残念でした。
3部作を通して、哲学的な要素も盛り込まれています。
「ネオこそが救世主であると信じる」仲間。
預言者オラクルは、期待を背負うネオに対して「預言」ではなく、「選択」を常に迫ります。
「運命は決められている」と考える人も多いですが、「運命などというものは存在せず、自ら選びとることが大事。全ては自分の「選択」次第である」。
私はこの映画を観て、自分勝手にこう解釈しました。
『マトリックス』シリーズは、生きるヒントを与えてくれるかもしれません。
そして先日、『マトリックス』のシリーズ第4弾の制作が正式に発表されました。
第4弾が公開される前に、改めて鑑賞しシリーズを復習してみるのはいかがですか。
マトリックス リビジテッド(2001)
『マトリックス』の裏側を映したメイキング集。
「マトリックス リローデッド』の公開前に上映されたもので、制作秘話や主要キャストとスタッフのインタビュー、未公開映像などで構成されています。
監督・脚本をつとめたウォシャウスキー姉妹のこだわりと並々ならぬ決意を感じ取れる作品です。
本編を鑑賞したことのある人に是非観ていただきたいです。
「このシーンはこうして撮影したんだ」など新たな発見に感動するはずです。
アニマトリックス (2003)
『マトリックス』の世界観をアニメで表現した意欲作。9つの短編からなるオムニバス作品です。
この作品には、日本のアニメーターが多数関わっていますが、その理由は『マトリックス』の監督ウォシャウスキー姉妹が、日本アニメに強く影響を受けたからと語っています。
キアヌ・リーブスはネオの声を担当しています。
実写の3部作全てを鑑賞した後に、『アニマックス』を観ていだだけると、『マトリックス』シリーズの世界観の理解度が一層増します。
本家『マトリックス』ファンで、なおかつアニメ好きな人なら間違いなく楽しめます!
ハートブルー (1991)
FBI捜査官のユタ(キアヌ・リーブス)は銀行強盗事件の犯人を暴くために、サーファーになりすまし、ボディ率いる強盗グループに潜入捜査する、というストーリー。
捜査官と強盗犯。正反対の男2人のあいだに絆が生まれていくのが微笑ましく見えました。
いわゆる刑事モノなのですが、キアヌ・リーブスがサーフィンをしたり、スカイダイビングに挑んだり体当たりの演技を見せています。
キアヌ・リーブスの若き貴重なサーファー姿を拝める本作。キアヌのファン必見の映画です。
恋愛適齢期 (2003)
熟年男女の恋愛をコメディタッチで痛快にえがいた大人のラブストーリー。
若い女性が大好きな金持ちのハリーは、娘ほどの年齢のマリンと交際していました。
2人はマリンの母が所有する別荘へ行くのですが、そそこでマリンの母エリカと鉢合わせてしまいます。
その後、ハリーは急に心臓発作で倒れて一命はとりとめますが、医師のジュリアンから絶対安静を言い渡され別荘で療養することに。
エリカとハリーの奇妙な共同生活が始まるのですが、次第に両者互いに惹かれあっていきます。
見どころは、オスカー俳優2人による味のある演技です。ハリーを演じるジャック・ニコルソン、エリカ役のダイアン・キートンの面白くもあり、まだ穏やかな感じの演技が素晴らしいです。
エリカに恋心を抱く医師を演じたキアヌ・リーブスは、とてつもなくシャープでイケメンです。
恋愛映画が苦手な方にも、きっと楽しんでいただけると思います。是非。
旅立ちの季節/プリンス・オブ・ペンシルバニア(1988)
ペンシルベニアの小さな炭鉱町に住む青年のルパート。
真面目に働こうとせず、厳格な父に反抗する日々でしたが、年上の女性カーラには心を開いていました。
ある日、ルパートは父を誘拐し、母から身代金をとる計画を思いつき、、、というストーリーです。
若い頃のキアヌ・リーブスは、今のダンディな感じと違いますが、とにかくカッコいいです。
劇中での奇抜な髪型も、キアヌだからこそ似合うのであって、一般人があの髪型で歩いていたら職務質問されるに違いありません。
思春期に誰もが経験する孤独や怒りとか、言葉では表現できない気持ちを、キアヌ・リーブスが切実に表現しています。
10代の若者に是非観てほしい作品です。
陽だまりのグラウンド (2001)
キアヌ・リーブス扮するオニールは、スポーツ賭博で莫大な借金を抱えた呑んだくれののダメ男。
オニールは、証券会社に勤める友人を頼るが借金は膨らむばかり。
そんな彼に友人は、少年野球チームのコーチの仕事を紹介します。
最初はやる気のなかった彼でしたが、治安の悪い地域に住む黒人の少年たちのひた向きな姿をみて改心し、仕事にやりがいを見出していくのでした。
子供は純粋で正直です。
大人には子供を教育する義務がありますが逆に、子供に教えられることのほうが多いのではないでしょうか。
子供を持つ親や、教職に携わっている方に鑑賞することをおすすめします
雲の中で散歩 (1995)
第2次大戦が終わり故郷に帰ってきたポール(キアヌ・リーブス)を待っていたものは、妻の裏切りでした。
家を出た彼は、電車で未婚の妊婦に出会います。
なりゆきで、彼女の「偽の夫」に扮し、葡萄園を経営している彼女の実家に、夫婦と偽って帰ることになります。
私は、純粋なラブストーリーとしては鑑賞できませんでした。ストーリー展開が少し強引であったり、登場人物に共感できなかったり。
ただ、セピア色で撮られた映像はとても美しく、雄大な葡萄畑を映したシーンに感動しました。
昔懐かしい風景や匂いを楽しみたい方におすすめです。
リプレイスメント (2000)
アメリカンフットボールのプロチームを題材にした映画です。主演の選手役をキアヌ・リーブスが演じています。
所属選手のストライキにより、プレーヤーがいなくなってしまうプロのフットボールチーム。
チームのオーナーは名監督のマクギンティー監督に、代理選手によるチーム作りを依頼し、集められたリプレイスメント(代理選手)らは試合に臨むという、驚きのストーリーになっています。
メンタルが弱いために引退を余儀なくされた天才プレーヤー、警察官、囚人、力士など個性溢れるメンバーを演じた俳優陣のコミカルかつ感動を呼ぶ演技が最高です。
笑いあり、涙あり、友情あり、恋愛ありのバランスのとれた王道中の王道といえる映画です。
鑑賞を終えたあと、心がスッキリしているはずです。
元気がないときに、チカラを与えてくれる映画です。
イルマーレ (2006)
韓国で2000年に公開された同名映画を、ハリウッドがリメイクした作品です。
『スピード』で共演したキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックによる、心温まるラブストーリーに仕上がっています。
2004年を生きるアレックスと2006年を生きる女性医師ケイトが、湖畔の一軒家にある不思議な郵便ポストを使い、時空を超えてやりとりをするという、SFチックなストーリーです。
純粋な心を持つ大多数の方は、ロマンティックなストーリーに感動すること間違いなしです。
が、性格が曲がっている私は、「タイムパラドックス起こるだろ!」と難癖をつけながら鑑賞しました。
自分が嫌いになりました。
『君の名は。』が大好きな方は是非、実写版『君の名は。』とでもいうべき『イルマーレ』もご覧ください!
ジョン・ウィック (2014)
『マトリックス』シリーズでスタントをつとめたチャド・スタエルスキー監督と、キアヌ・リーブスによるアクション映画。
『マトリックス』と同様に、ガン・アクションには、カンフーやマーシャル・アーツの動きが取り入れられています。
R15指定作品なので残酷なシーンも多々ありますが、キアヌ・リーブスのアクション映画はやはり見応えがあります。
50歳を過ぎても、過酷なトレーニングをおこない、ほぼノースタントでアクションシーンを演じる彼のストイックさ、プロ意識に脱帽です。
ストーリーは、愛車を盗まれ、亡き妻の分身ともいえる仔犬を殺された元殺し屋が、かつての自分の雇い主の息子が事件の犯人であることを知り、復讐するために再び銃を手にする、というもの。
ストーリーがシンプルなので、余計なことを考えずにキアヌ・リーブスの最高のアクションに集中できます。
ガン・アクションが好きな方に特におすすめです。
ジョン・ウィック:チャプター2
前作からわずか5日後という設定。
イタリア系マフィアからの暗殺依頼を断るジョン(キアヌ・リーブス)でしたが、報復として家をバズーカ砲で破壊されてしまいます。
それから、暗殺依頼を受けて任務を遂行するのですが、そのせいで最終的には、裏世界の住人全てを敵にまわすこととなります。
前作と同様、いえ、それ以上にアクションシーンが多いので、アクション好きな方にはたまらない作品です。
また、地下犯罪組織のボス役として『マトリックス』シリーズのモーフィアスでお馴染みの、ローレンス・フィッシュバーンが出演しています。
久々の『マトリックス』の最強コンビをみることができます。
『マトリックス』ファンの方なら、見逃してはいけない1本です。
ジョン・ウィック : パラベラム (2019)
キアヌ・リーブスの最新作。(2019年10月現在)。
待望のシリーズ第3弾です。
前作で、裏社会の掟を破ったキアヌ・リーブス扮するジョンに、粛正の手が迫ります。
1400万ドルもの懸賞金をかけられ、大量の刺客に襲われるジョンは、再び自由を手に入れるために戦う、というストーリーです。
見どころは、キアヌ・リーブスが馬に乗り自動車道を駆け抜けるシーンです。鞍から半分落ちかけながらも走り抜けるシーンに自ら挑んだキアヌは流石でした。
忍者が登場してくるシーンでは、きゃりーぱみゅぱみゅの曲がかかるなど、監督とキアヌの日本に対する想いの深さが感じられます。
スカッとしたアクションがみたい方、絶賛上映中なので是非劇場へ。
ビルとテッドの大冒険 (1989)
若かりしキアヌ・リーブスの主演作。
テッドを演じるキアヌの名が世に知られるようになるきっかけとなったヒット作です。
ロックスターになることを夢みているビルとテッド。
「今度の歴史の試験をパスしなければ落第」と宣告された彼ら。
そんな2人の前に突然現れるタイムマシン。
2人は「過去から偉人を連れてきて自分たちの代わりにテスト受けさせれば良いじゃん」とアホ丸出しの計画を思いつきます。
そして、過去にタイムスリップし、ナポレオンやジャンヌ・ダルク、ソクラテス、リンカーンなどを連れてくるのですが、もうとにかく滅茶苦茶になります。
この映画を観て、「タイムパラドックスは?」とか細かい設定を気にしたら負けだと悟りました。
「余計なことは考えずに、楽しかったら笑う、悲しかったら泣く」。
当たり前のことだけれど大切なこと、を少し感じさせてくれる映画です。
まあ、でも、難しいこと考えずに笑いたいときは本作を観れば間違いないです。
ビルとテッドの地獄旅行 (1991)
『ビルとテッドの大冒険』の続編。
相変わらずバカな2人が暴れまくるドタバタSFコメディになっています。
ストーリーはというと、
ビルとテッドは、未来から来た彼らそっくりのロボット2体に殺されてしまう→地獄に落ちた2人は生き返るために死神とゲーム対決する→ゲームに勝った2人は生き返り、ロボットと悪者と戦う。
文章だけで、くだらなさが伝わるでしょうか。
ブルース・リーの名言が思い出されます。
「Don’t think. Feel !」
とにかくみんなで笑えます。おすすめです。
それから、2020年に第3弾が公開予定です。
公開前に前2作をおさらいしてみませんか。
コンスタンティン (2005)
悪魔祓い、いわゆるエクソシストが主人公の物語。
エクソシストのジョン・コンスタンティンをキアヌ・リーブスが演じています。
天使や悪魔が取り憑いた人間を見分けることが出来る特殊能力を有しているジョン。自分が地獄へ落ちる運命であることを知った彼は、悪魔祓いという善行をおこなうことで、地獄行きを免れようとします。
肺ガンにも関わらずタバコをスパスパ吸うキアヌ・リーブス。褒められた行動ではありませんが、彼がやると妙にカッコいいと感じました。
私は『スーパーナチュラル』シリーズが大好きなので、この作品もかなり楽しむことができました。
同じように、『スーパーナチュラル』ファンの方なら、必ず楽しんでいただけるでしょう。
マイ・プライベート・アイダホ (1991)
ストリート・キッズの少年2人の不安定な心の動きをリアルに描いた物語です。
身体を売って生活をしているマイクとスコット。
2人はマイクの母親を探す旅に出る、というストーリー。
市長の息子でもあるスコットをキアヌ・リーブスが、孤児のマイクを今は亡きリヴァー・フェニックスが熱演しています。
この作品でリヴァーは、ヴェネツィア国際映画祭主演男優賞を受賞しています。
同じ孤独を感じて友情を築いた2人でしたが、自分とは住む世界が違うと気づいたときのリヴァーの演技に思わず泣きそうになりました。
リヴァー・フェニックスの過去を知ると、この映画の真の素晴らしさに気づくでしょう。
フィーリング・ミネソタ (1996)
キアヌ・リーブスとキャメロン・ディアスが共演した一風変わったラブストーリーです。
フレディ(キャメロン・ディアス)は、ギャングの金を盗んだ代償として、サムとの不本意な結婚を強いられていました。
そこに、サムの弟ジャックス(キアヌ・リーブス)がやってきます。
フレディとジャックスは互いに恋に落ち、駆け落ち同然に逃避行します。
怒りに狂ったジャックスは、2人を発見して誤ってフレディを銃で撃ってしまいます。
その後、予想のつかない展開に発展していきます。結末は是非ご自分の目で確かめてください。
個人的に、キャメロン・ディアスを久々に見たのですが、画面に釘付けになりました。綺麗だしカッコいいです。
女優陣引退した彼女の貴重な作品を是非ご覧ください。
ディアボロス/悪魔の扉 (1997)
キアヌ・リーブス、アル・パチーノ、シャーリーズ・セロンが共演したオカルト・サスペンスです。
若手弁護士ケヴィン(キアヌ・リーブス)は、やり手の弁護士ミルトン(アル・パチーノ)の法律事務所にスカウトされます。
ケヴィンは妻のメアリー(シャーリーズ・セロン)とニューヨークに移り住み裕福な生活を送ります。
そんな幸せも束の間、ケヴィンは仕事に追われて家に帰ることができず、メアリーは孤独や疲れから精神的に病んでしまいます。
また、ケヴィンの周囲の人物が奇妙な死を遂げたり、ケヴィン自身も幻を見るなど、目に見えない恐怖がケヴィンを襲います。
元凶は何なのか、何故不幸が起きるのか。
衝撃な展開が待ち受けています。
見どころは、アル・パチーノとシャーリーズ・セロンの熱演です。
『ゴッド・ファーザー』さながらの静かながらも存在感のある演技、シャーリーズ・セロンの体当たりの演技は必見です。
リトル・ブッダ (1993)
イタリアの映画監督ベルナルド・ベルトルッチによる、『ラスト・エンペラー』『シェルタリング・スカイ』に続く「東洋三部作」のうちの1作です。
メインストーリーは、仏教の輪廻転生にまつわる話。
仏陀の生まれかわりであるといわれたシアトルに住む少年ジェシー。ブータンへと旅立つ彼は、ほかの2人の候補者とともに真の転生者を決める儀式に臨みます。
サブストーリーとして、シッダー・ルタの半生を綴る回想録が描かれています。シッダー・ルタをキアヌ・リーブスが演じています。
印象的なのは、色鮮やかな映像です。
シアトルのシーンはブルーの色使いが多く、対照的にブータンのシーンは燃えるような朱色を多用するなど、工夫された撮影技術が素晴らしいと感じました。
それもそのはず。
アカデミー賞撮影賞を3度も受賞しているヴィットリオ・ストラーロが撮影監督をつとめているのです。
ストラーロによる見事な色彩感覚を味わいたい方におすすめの映画です。
スウィート・ノベンバー (2001)
仕事が第一で恋人さえも蔑ろにするネルソン。
運転免許更新場で彼はサラという女性に出会います。
サラは、「11月の間の1ヶ月間だけ恋人になる」ことを提案します。
一緒に住むこと、その間仕事をしてはいけないなどと一方的に条件を突きつけてくる彼女にネルソンは憤慨しますが、タイミングよく仕事をクビになった彼は提案を受け入れることにするのでした。
少々強引なストーリーのように思ったのですが、サラの抱える秘密の真相が分かると、彼女の自分勝手な行動にもなるほど納得しました。
アカデミー賞の前日に開催される、最低な映画を選ぶ「ゴールデン・ラズベリー賞」の「最低男優賞」「最低女優賞」にノミネートされた、主演のキアヌ・リーブスとシャーリーズ・セロン。
しかし、個人的にはそれほど酷い作品だとは思えません。むしろ、上質なラブストーリーに仕上がっていると感じました。
大切さな人と一緒に鑑賞したくなる、そんな映画です。
ドラキュラ (1992)
『ゴッド・ファーザー』『地獄の黙示録』のコッポラ監督が手掛けたドラキュラ映画です。
ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』が原作で、世に広く知られているドラキュラのお話を、ラブストーリー要素強めに描いた作品となっています。
ドラキュラに扮したゲイリー・オールドマンの怪演に注目していただきたいです。圧倒的な存在感に目を奪われてしまいます。
その他にも、ウィノナ・ライダー、キアヌ・リーブス、アンソニー・ホプキンスなど、豪華で個性的な俳優の好演も見どころの1つです。
衣装やセットの美しさが評価されてアカデミー賞衣装デザイン賞を獲得した本作。
何と衣装デザインをつとめたのは、日本人デザイナーの石岡瑛子さん。
ハリウッドでも日本人が活躍できることを証明した石岡さん。彼女が作った素晴らしい衣装の数々が目一杯堪能したい方は是非!
死にたいほどの夜 (1997)
ジャック・ケルアックの自伝的小説『路上』に登場する人物のモデルとなったニールの半生を描く物語。
夜の工場で働くニールは、人並みの幸せな将来を夢みている少年。
恋人のジョーンが自殺未遂を図り見舞いに通うニール。
しかし、次第に見舞いに行くことに負担を感じた彼は見舞いに行かなくなり、悪友のハリー(キアヌ・リーブス)と、盗んだ車でナンパした女性と遊び呆ける毎日を過ごします。
ある日、リジーという女性に誘われ彼女の家に着いていくニール。そこには、退院したジョーンが待っているのでした。
「自分を変えたい」と思っても、3日坊主の努力だけで終わるなんて経験をしたことはありませんか。
主人公ニールは、まさにそんな人物で、葛藤や苛立ちを抱えた青年です。
言葉では言い表すことのできない気持ちを抱えモヤモヤしているあなた。
この映画は決して答えを提示してくれるものではありませんが、自分を見つめ直すヒントを与えてくれる作品になっているような気がします。
フェイク シティ ある男のルール(2008)
ロス市警の刑事ラドローは、ウォッカを飲みながら単独行動をし犯人を射殺するやりたい放題の刑事。
その彼の元相棒が射殺されてしまい、犯人を捕まえるために若手刑事ディスカントと事件を調べ上げます。
その後、ラドローは事件の裏側に隠された巨悪な陰謀を知ることになるのでした。
アカデミー賞俳優のフォレスト・ウィテカーは、曲者の役を演じたら天下一品だと感じました。
また、『キャプテンアメリカ』前の若きクリス・エヴァンスが出演していることに驚きました。
やはり見どころは、ラドローを演じたキアヌ・リーブスの渋い演技です。
タバコや酒に溺れるようなやさぐれた男を演じたらキアヌの右に出る者はいないと思っています。
これぞキアヌ・リーブス、といえる作品です。
キアヌ・リーブスをあまり知らない方には、本作や『ジョン・ウィック』シリーズがおすすめです。
砂上の法廷 (2016)
キアヌ・リーブスが凄腕の弁護士ラムゼイを演じる、法廷ミステリー。
富豪の弁護士ブーンが17歳の息子マイクに刺殺される事件が発生します。
マイクの代理人をつとめることになったラムゼイはでしたが、マイクは黙秘を続けます。
検察側の証人尋問が次々と進み、マイクの母親が証言をする番になるのですが、そこで突然マイクが証言台に立つと言うのです。マイクの口から明かされる事実に皆が衝撃をうけます。
この映画の謳い文句が、「94分、あなたは騙されつづける」です。
ラストには驚くべき真実が待っています。
誰が真犯人をいち早くあばくことができるか、競争しながら観るのも楽しいかもしれません。
レプリカズ (2018)
私は小学生くらいの頃、テストや発表会があると学校に行くのが嫌で仕方がありませんでした。
「代わりに学校行ってくれる自分そっくりのロボットあれば良いなあ。ドラえもんだったら出来そうだよな。」とバカなことばかり考えていました。
でも、こんなバカな考えが現実になる日も遠くないかもしれません。(法制面、安全面の問題はありますが)。
クローン動物の「羊のドリー」は有名ですし、中国では猿のクローンを作り出すことに成功しました。
ただ、クローン、特に人のクローンをつくりだすことは、倫理的道徳的観点において反対する専門家が多いです。
個人的には、悪用かつ乱用しない限りにおいてはクローンには肯定的立場ですが、難しい問題であり正解はないのではないでしょうか。
この作品は、家族を失った研究者が意識を人工脳に移しクローン技術を使い家族を蘇らせる、というSF映画です。
クローンについて考えながら観てはいかがでしょうか。
サンセット・ストリップ〜ロックンロールの生誕地〜(2013制作、2016公開)
本作は、ロサンゼルスにある、ハリウッドとビバリーヒルズを結ぶサンセット大通りの一角「サンセット・ストリップ」を取り上げたドキュメンタリー作品です。
映画の中では、この地にゆかりのあるスターがインタビューに答える形で出演しています。
キアヌ・リーブス、ジョニー・デップ、シャロン・ストーン、オジー・オズボーンなど錚々たる顔ぶれです。
音楽(メタルやグランジ)、アメリカのサブカルチャーに興味がある人におすすめしたい映画です。
ギフト (2000)
のちの『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ監督によるサスペンス・ホラーです。
占い師のアニーは、人の運命を見抜く能力「ギフト」をもっていました。
ある日、アニーのもとに捜査官がやってきて、息子の学校の担任ウェインの婚約者であるジェシカが行方不明になったと、捜査協力を依頼するところから物語は始まります。
意外な犯人、そして驚きの結末が用意されています。
ハリウッド映画としては比較的少ない予算で制作された映画ですが、制作費に反して出演者は豪華です。
主演のアニーにケイト・ブランシェット。
脇役にキアヌ・リーブス、ケイティ・ホームズ、J.K.シモンズ、ヒラリー・スワンクを配するなど、贅沢なキャスティングになっています。
個人的に注目していただきたい俳優が、主人公のアニーの元に相談しに来ていたバディを演じたジョバンニ・リビシです。
精神を病んでいる演技が怖いくらいに凄くて、呼吸するのを忘れるくらいでした。
オカルト系の作品やホラーが観たいけれど怖いのはあまり得意ではない。そんな方にピッタリの映画です。
スキャナー・ダークリー (2006)
SF作家フィリップ・K・ディックの『暗闇のスキャナー』が原作。SF映画ではありますが、麻薬や監視社会などのテーマも扱う社会派ドラマの要素が強い作品です。
覆面捜査官のフレッドは、名をボブと偽り麻薬常習者に近づきますが、次第に自らも麻薬に溺れていく、というストーリー。
この映画には、実写映像をトレース(複写)してアニメーション化にするロトスコープという技法が使われています。(実際に予告動画を見ていただけると分かると思います)
この技法を用いることで、画面がユラユラと揺れているようにみえ、本当に麻薬による幻覚症状に陥っている感覚になります。
映像やストーリーが持つ癖が強く好みが分かれると思いますが、アニメ好きな方や独特な作風が好きな方は、どハマりするはずです。
チェーン・リアクション (1996)
シカゴ大学のエンジニアであるエディは、バークレー博士率いるプロジェクトチームの一員として、水からエネルギーを得る新エネルギー発生装置を開発します。
しかし後日、バークレー博士が殺害され研究所が爆破されます。
偶然居合わせたエディは嫌疑をかけられFBIに追われてしまいます。
エディは、協力者のリリーとシャノンの助けを借りて、事件の真相に迫っていくアクションのテイストが強い作品です。
主人公のエディをキアヌ・リーブス、リリーをレイチェル・ワイズ、シャノンをモーガン・フリーマン、という豪華キャストにしては、作品としての完成度は今一つという声が多いです。
脚本がもう少し練られていれば、評価は違うものになっていたと思います。
ですが、この頃のレイチェル・ワイズ、本当に可愛らしいです。
レイチェル・ワイズ目当てに観ても損はしません!
リバース・エッジ (1986)
同級生が殺人を犯したことを知った若者たちの物語。
・特に理由もなく恋人を殺害してしまった少年A
・罪を犯した友人を庇うため死体を隠そうとする少年B
・罪の意識から友人を裏切り警察に通報した少年C
・少年Aが動機なしに恋人を殺害したことに対し、憤りAを殺してしまう大人D(自分は妻を愛しているがゆえに殺した)
・友達が死んでも無関心で無感情なクラスメイト
上記がこの物語の主な登場人物です。
どんな理由があっても人が人の命を奪うことは悪であり少年Aと大人Dの行為は許されるものではないと思います。
しかし、B、C、そしてクラスメイトに関しては、誰が正しくて誰が間違っているのか、簡単に判断してよいのでしょうか。
思春期を迎える学生に是非観てもらって考えてほしいです。
おとなの恋は、まわり道 (2018)
ウィノナ・ライダーとキアヌ・リーブスの共演作。
なんとこの2人、4回目の共演で、『ドラキュラ』で初共演したのが26年前というから驚きです。
どちらも実年齢よりもだいぶ若くみえます。
肝心のストーリーはというと、
空港で出会ったリンジーとフランクは共通の結婚式に出席することが判明→花婿はリンジーの元婚約者であり、フランクが絶縁中の異父弟だった、という話です。
リンジーとフランクは出会ったときから喧嘩ばかりするのですが、次第に惹かれ合っていきます。
「喧嘩するほど仲が良い」という感じでしょうか。
あなたにも、顔を合わせればすぐ喧嘩してしまう異性の友人や知り合いはいませんか?
その人は、あなたの運命の人かもしれません。
47RONIN (2013)
忠臣蔵を大胆にアレンジしたファンタジーであり、3Dアクション映画です。
流浪者のカイ(キアヌ・リーブス)は、幼い頃に浅野家に拾われて以来、浅野父娘に忠心を尽くすことを誓ってきました。
吉良上野介の策略により浅野家は取り潰されてしまい、家臣は浪人へと身を落としカイも奴隷として売られてしまいます。
その後、大石内蔵助を含む47人の浪士はカイと手を組み、吉良の野望を阻止するために命をかけて戦います。
日本が舞台の物語なので、日本人俳優も多数出演しています。真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁など、日本の実力派俳優の演技が光っています。
ただ、日本が舞台なのに日本人出演者もほぼ全員英語を話していたり、忠臣蔵なのにモンスターが出てきたり魔法みたいな技を使えたり、作品全体の違和感みたいなものを、最後までぬぐい去ることが私はできませんでした。
それでも、スクリーンを通してキアヌ・リーブスの日本に対するリスペクトがとても感じられます。
キアヌ・リーブスと日本人俳優の共演を観られる数少ない作品のうちの1つです。是非!
フェイク・クライム (2011)
キアヌ・リーブス、『マイレージ・マイライフ』のヴェラ・ファーミガ、『ゴッド・ファーザー』のジェームズ・カーンといった実力派を揃えた本作。
友人に騙されて刑務所に1年間収容されたヘンリー(キアヌ)。仮出所した彼は突然、舞台女優のジュリー(ヴェラ)の運転する車に轢かれます。
これがきっかけで親しくなった2人。ヘンリーは彼女の出演している舞台の劇場と銀行のあいだに地下トンネルがあることを知り、刑務所で出会ったマックス(ジェームズ・カーン)たちと銀行強盗を企てるのでした。
見どころは、ラストシーン!
今までのストーリーは何だったのか、と言いたくなるような驚きの結末が待っています。
大どんでん返しのオチが好きな方は、最高に楽しめるはずです。
キアヌ・リーブス リローデッド・フォー・サクセス (2003)
キアヌ・リーブスの半生を描いたドキュメンタリーです。
ハリウッドで大成功している彼ですが、決して順風満帆な道のりではなかったことが語られています。
『マイ・プライベート・アイダホ』で共演し親友でもあった亡きリヴァー・フェニックスについても、本作で赤裸々に語っています。
キアヌ・リーブスのファンだけでなく、彼の作品に触れたことがある人にもおすすめです。
彼の人柄や考え方の一端を知ることで、違う視点から彼の出演作をより深く味わうことができるでしょう。
ネオン・デーモン (2016)
『ドライヴ』でカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞した奇才ニコラス・ウィンディング・レフンが、ファッション業界の光と闇を描いたサイコ・ホラー。
田舎町の16歳の少女ジェシー(エル・ファニング)がモデルになる夢を抱きロサンゼルスへとやってきます。
美しくかつ人を惹きつける魅力をもつ彼女は、すぐにその才能を発揮します。そんな彼女に嫉妬する他のモデルたちをよそに、ジェシーは次第に野心を持つようになるのですが、そんな彼女に用意されていた結末とは。
実は、ジェシーの住むアパートの管理人役のキアヌ・リーブスの登場シーンはそんなに多くありません。
しかし、少ない時間の中でも圧倒的な存在感がありました。流石です。
色彩豊かな衣装やセットの美しさが、人間の持つ闇や映画全体のホラーな雰囲気を引き立たせていたように思います。
カンヌ国際映画祭では、上演後に賞賛とブーイングが入り混じった奇異な作品ですが、主演のエル・ファニングを好きな方やレフン監督の独特な世界観が好みだという人にとっては、これ以上の作品はないと言えます。
ただ、なかなかにグロテスクで怖いシーンもあるので、鑑賞する際はご注意ください。
ノック・ノック (2015)
家族想いのエヴァン(キアヌ・リーブス)。
1人留守番をしていると、全身びしょ濡れの女性2人が訪ねてきます。道に迷ったという彼女たちを渋々家へいれ、暖を取らせます。
すると、女優2人がエヴァンを誘惑してきます。最初は拒否した彼ですが、理性が崩れた彼は関係をもってしまい不幸の底へ落とされるという、不気味な話です。
女性2人のエヴァンに対し酷い仕打ちをするのですが、行動に至った動機などが不明瞭で、メッセージ性も乏しいので、ストーリーをもう少し丁寧に描いてほしいと感じました。
自分勝手に本作を解釈すると
「ハニートラップにはくれぐれも気をつけろ!」
ですかね。
制作者は、「大切な家族を裏切ると、とんでもないしっぺ返しがくる」ということを伝えたかったのではないでしょうか。
JM (1995)
SF作家ウィリアム・ギブソンの短編を、ギブソン自らが脚色した、サイバーパンクを主題にしたSF映画。
キアヌ・リーブスは、情報を脳内のチップに記録して極秘情報を運ぶ仕事をしているジョニーを演じています。
なんと、情報配達人を襲う多国籍犯罪組織「ヤクザ」のボス役として、あの世界の北野武が出演しています。
テレビでみる「お笑い芸人 ビートたけし」とは違う、「映画人 北野武」の姿を観ることができます。
滑舌もあまり良いほうではありませんし、芝居がかった演技ではありますが、やはり独特の存在感があります。それと意外と作品に馴染んでいます。さすが、世界のキタノです。
北野武のハリウッドデビュー作です。
キタノ映画のファンなら是非本人出演作もチェックしてください!
ザ・ウォッチャー (2000)
マイケル・スペイダー、キアヌ・リーブス出演のスリラー映画。
FBI捜査官のキャンベル(スペイダー)は、LAで女性ばかりを狙う連続殺人鬼グリフィン(リーブス)を追っていました。
自分に挑戦するかのような予告殺人を阻止できず心に傷をおったキャンベルは、LAを離れシカゴへの転任を申し出ます。
しかし、シカゴでも同じ手口の殺人が起こり、、という重くて暗いストーリーではあります。
キアヌ・リーブスにしては珍しい、連続殺人鬼という根っからの悪役を演じています。
個人的には、キアヌ・リーブスには悪役はあまり似合わないと思いながら観賞しましたが、皆さんの感想はいかがですか?
エクスポーズ 暗闇の迷宮 (2016)
キアヌ・リーブス扮するロス市警の刑事スコッティの相棒、ジョーイが何者かに殺害されます。
スコッティは、現場に残されていたジョーイのカメラから、ある2人が写っているのを見つけ、この2人を特定するために捜査にむかう、というあらすじです。
『ノック・ノック』以来となるアナ・デ・アルマスとキアヌ・リーブスの共演。
キアヌ・リーブスが主演のようですが、この映画の実質の主役はアナ・デ・アルマスと言っても良いかもしれません。
キアヌのパートとアナのパートの物語が分離していて、共演といっても2人が一緒にスクリーンに出てくるのはラストのみです。
「アナ・デ・アルマスが好きで彼女の作品をコンプリートしたい」方には最高の1本です。
ブルー・ダイヤモンド (2018)
宝石商のルーカス(キアヌ・リーブス)は、ブルーダイヤモンドの取引のためにロシア・サンクトペテルブルクに降り立ちます。
しかし、ダイヤを所持していた仲間との連絡が途絶え、ダイヤの行方も不明のままです。
このままでは取引相手であるロシアのマフィアに命を狙われると危惧したルーカスは必死にダイヤを探すのですが、、、。
ドキドキするような展開かのように思えたのですが、正直ここから尻すぼみな展開になっていきます。
サスペンスやアクションのシーンはほとんどなく、ラブストーリーかと思うほど、濃厚なベッドシーンの数々が待っています。
キアヌ・リーブスのセクシーな姿を拝みたいならば、ドンピシャの作品ですが、内容には期待しないほうが良いかもしれません。
地球が静止する日 (2008)
1951年の『地球の静止する日』をリメイクしたSF映画で、キアヌ・リーブスが主演をつとめています。
人型をした謎の生命体クラトゥ(キアヌ・リーブス)と破壊兵器が突如地球に飛来。
地球を人間から救うためにやってきた彼ら。
人類の命運は彼に託されたーー。
というストーリーです。
CG映像の美しさが高く評価された一方で、作品としての評価はあまり芳しくありませんでした。
確かに、壮大なテーマの割には肩透かしさせられる内容ではあります。
しかし、「地球にとって1番の害悪は人間」という重要なメッセージが込められた映画ですので、多くの人に是非観ていただきたいです。
ミッドナイトをぶっとばせ!(1988)
キアヌ・リーブス扮するウィンストンは、幸運にも学校のマドンナ的存在のタラと一緒にダンスパーティーに行くことになります。
ところが、道を間違えてダウンタウンに迷いこんだ2人。酒に酔ったウィンストンは、誤ってタラを売春婦として売ってしまいます。
酔いが覚めた彼は、タラを救おうと奮闘する、というストーリーです。
あらすじから想像できると思いますが、いつものカッコいいキアヌ・リーブスはここにはいません。
おバカだけどどこか憎めないウィンストンを、上手にコミカルに演じています。
キアヌが出演している『ビルとテッドの大冒険』のような作品が好みの方は存分に楽しめますし、そうでない方でも、キアヌ・リーブスの新鮮な姿をみることができるのでおすすめです。
ラジオタウンで恋をして (1990)
若手ニュースライターのマーティン(キアヌ・リーブス)は、年上のジュリアという女性に恋をします。
ところが、ジュリアはマーティンの叔母だったのです。
そのことをマーティンから相談されたラジオドラマの脚本家ペドロは、自分のアイディアとして脚本に取り入れる、というコメディ作品になっています。
余談ですが、私は中学生時代に友達だと思っていた同級生に恋愛相談をしたところ、翌日にはクラス全員に、私が想いを寄せる人の名が知れ渡っていました。
この映画をみて、そんな苦い思い出が蘇ってきました。
この記事を読んでくださっている皆さんに伝えたいです。人をあまり信用しないようにしましょう。
ザ・ブラザーフッド (1986)
デビュー初期のキアヌ・リーブスと『24』のジャック・バウアーでお馴染みのキーファー・サザーランドが共演している、貴重な作品。
犯罪行為が横行している不良の巣窟ともいえる学園で、自警団「ブラザー・フッド」を結成し、学校の秩序を維持しようともがく少年たちの様子がえがかれています。
2人の年齢が気になり調べてみたところ、キーファー・サザーランドが1966年生まれ、キアヌ・リーブスが1964年生まれ!
キアヌ・リーブスのほうが年上!びっくりしました。
キアヌ・リーブス実年齢より若く見えます。
(キーファー・サザーランドが好きな方、すみません)
若かりし頃のスターの共演がみられます。
2人のファン垂涎の1本です。
ドリーム・トゥ・ビリーヴ (1986)
日本では劇場未公開なのですが、2002年に『栄光へのフィニッシュ』というタイトルでDVD化された作品です。
体操選手を目指す女子高校生の奮闘が描かれています。
キアヌ・リーブスの映画デビュー作とされている『ドリーム・トゥ・ビリーヴ』。
ハリウッドの頂点に登りつめたキアヌ・リーブスの最初の1歩ともいえる本作は、キアヌファン必見です!
なぜキアヌリーブズは人気があるのか?
キアヌ・リーブスがこれほど長い間、人気を保っている理由の1つに彼の「人間性」が挙げられます。
役作りのためにトレーニングを怠らない、お金持ちなはずなのに飾らない服装、自分のギャラを減らしてまでスタッフや他の共演者に還元する、ベンチで1人座りサンドウィッチを食べる、など挙げればきりがないほどの「いい人エピソード」があります。
2020年には『ビルとテッドの大冒険』の公開が予定されており、『マトリックス』の第4弾の制作も発表されました。
今後のキアヌ・リーブスの活躍から目が離せません!
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