ロンドン生まれのイギリスの女優ロザムンドパイク。父親はオペラ歌手、母親はヴァイオリニストという音楽家の家庭で育ちました。
英国インディペンデント映画賞助演女優賞を受賞し、「ゴーン・ガール」でアカデミー主演女優賞にノミネートされています。今後も目の離せない女優の1人です。
ここでは実力派パイクが出演している映画を最新作を中心にまとめましたのでご覧下さい。
ゴーン・ガール
ギリアン・フリンによる同名の小説を映像化し話題になったサイコスリラー映画です。
5回目の結婚記念日の朝、姿を消した妻(ロザムンドパイク)を男が捜索するが、メディアや報道に迫られ、警察からは妻を殺害したと疑いをかけられてしまいます。
ローリング・ストーン誌の「2014年の映画ベスト10」では5位に選出されるなど、非常に評判の高い映画です。
結婚というシステムに警笛を鳴らす、数少ない映画であり、パイクといえばこの映画をイメージする人は多いのではないでしょうか。スリリングな物語を観たい人にもおすすめです。
ナチス第三の男
本屋大賞にも輝いた世界的ベストセラーが原作のナチス史上最高で最悪の真実の物語。
主人公のラインハルト・ハイドリヒは、その危険性かつ悪質な性格から、金髪の野獣と呼ばれ、ロザムンドパイクはハイドリヒを影で操る恐妻役として出演しています。
妻の勧めでハイドリヒはナチスに入党し、瞬く間に昇進を重ねますが、ロンドンのチェコ亡命政府はイギリス政府と協力してハイドリヒ暗殺計画を立案するのです。
ロザムンドパイクは自身が演じたリナについて「彼女は実際に夫が何をしていたのか、ナチスの秘密が何だったのか知らなかった。ただ、堂々と構え、権力への貪欲さを持っていたの。彼女なしではハイドリヒはハイドリヒにはなれなかったと思う」とインタビューで話し、妻の存在の重要性を説いています。
ヒトラーでもヒムラーでもなく、第3の男のとして描かれた彼の生涯は決して見過ごす事は出来ないですし、何よりパイクの存在もキーとなっています。
荒野の誓い
舞台は産業革命によって都会化が進むニューメキシコ州。インディアン戦争の英雄であるジョー・ブロッカーは、シャイアン族の首長イエロー・ホークをモンタナ州へ護送する任務に就きます。
コマンチ族の殺戮により家族を失ったロザリー・クウェイド(ロザムン ド・パイク)も旅に参加し、緊迫感がありながら信頼関係が必要となっていきます。
パイクの演技の上手さ、そしてインディアンの事を改めて知る良い機会となります。
プライベート・ウォー
戦場の最前線いるジャーナリスト。ロザムンドパイクは、片目を失ったトラウマに苦しみながらも取材をし続けるコルヴィンを演じます。
実話のためドキュメンタリーのような構成は心を揺さぶり、また、戦場の激しさとコルヴィンの心情描写は固唾を呑みます。
「ゴーン・ガール」とは違ったパイクの演技も素晴らしく、苦しみながらも前に進む人間の強さを教えてくれる映画です。
エンテベ空港の7日間
2019年10月4日に公開されたロザムンドパイク出演の映画。
ヴィルフリートとロザムンドパイク扮するブリギッテの2人のテロリストは、イスラエル人が多く乗る航空機をハイジャックします。
ハイジャック犯目線で作られ、実際に起きた事件を研究し再現されています。イスラエルによる奇跡の人質救出計画にも考えさせられる点があり、決して他人事ではありません。
ハイジャックの背景や、犯人の心理描写がとにかく精密に出来ている。パイクの演技もクチコミで高評価が多いので、これは要チェックです!
THE INFORMER /三秒間の死角
2019年11月29日公開で、「ロボコップ」主演のジョエル・キナマンとロザムンドパイクの共演で話題になっています。
刑務所で服役中だったピートは、自由の身と引き換えにFBIの情報屋として捜査協力することになり、麻薬組織への潜入を任されます。しかし、FBIの裏切りにより命を狙われ事となり、絶体絶命に陥った男の脱出劇が繰り広げられます。
パイクはFBI捜査官ウィルコックス役を演じています。
命を狙われている男の脱出劇は、どんな時もハラハラ・ドキドキするものです。それが裏切りからなので、より拍車がかかりますね。
ロザムンドパイク出演のおすすめ映画のまとめ
あらためてロザムンドパイクの演技は、作品に厚みを持たせてくれる素晴らしいものです。
2019年以降に出演映画が多く、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、今後の作品も目が離せません。着実にファンが増えている今、誰よりもロザムンドパイクに詳しくなってください!
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